着物でお出かけは魅力がいっぱい

着物でお出かけするというと、なんだか特別感があって、少しハードルが高いように思えますが、そこをあえて普段使いに挑戦してみることもお薦めです。

例えば、友人宅にお呼ばれして自宅ランチ会などで着物で行くとかです。そこに着ていく着物はコットン製の張り切り過ぎない安価な着物で気楽に着ていけるものが良いかと思いますが、もしそこに初めてお会いする方などがいると、とっても印象強く覚えてもらえますし、ほとんどは好評いただけます。

やはり着物で出歩くと目立つし、日本人にとっては正装ですから、初対面の人にも失礼でない、むしろ敬意を表す恰好だと思います。

そこでまず着物から話題も膨らむのですぐに会話に入れるし、人数の集まるイベント場所にはもってこいです。また、着物を着ていると不思議と自分自身の姿勢とか歩き方とかもなんとなく意識するのか動きが綺麗になるようです。どうしても小股でそそっと歩くようになるからかもしれません。

着物の着付けですが、ほとんどの方は難しいことだと思われているかもしれません。しかし慣れれば全然難しくありません。私自身は仕事で身に着けましたが、5回くらい着付けすればあとは自分ひとりで綺麗に着られるようになれると思います。

急げば20~30分くらいで着付け可能です。そして電車にのったり街を歩いて移動したりするのですが、道行く人にちらっと見られたり、声をかけられたりもします。

普段洋服で出歩いていても、知らない人に声をかけられたり外国人に写真を求められたりすることはまずありませんので、これも着物がいかに魅力的かということだと思います。

思わず顔もほころんでしまいますね。だから着物は、特別なときだけでなくて普段使いに使いこなせれば、世界も広がるしとても良い気分でお散歩が出来るし、自分に自信も持つことが出来て良い事ずくめなのです。

困ったことは、着物の魅力にはまると沢山着物が欲しくなってしまうことでしょうか。帯や草履もいろいろ目移りしてしまいます。

今はインターネットのオークションで中古着物なんかも安く手に入りますので、買い物の楽しみも増えてしまいますね。しかし価値は落ちない着物、持っていて損はありません。

大人になってからの着物との付き合い方

着物が嫌いな女性って少ないと思うんです。
日本の花々、動物などが雅な柄として着物全体に施され、着るだけで季節の移り変わりが感じられる着物。

でも、きっとこう思っている女性が少なくないんじゃないかなあ。
一人で着物を着るのは難しいし、勇気いるなあ…着物を着ていくところがあればもっとあればなあ…
もれなく私もそんなうちの一人でした。

大人になって結婚し、時間とお金に余裕も出てきた。20代の時と比べて、友達と遊ぶ場所も落ち着いた。
そんな時にピーンとひらめいちゃったのです!

「そうだ、着物を着る機会が無ければ、作ればいいんだ!」

そう考えた私はある行動に出ました。そう、思い立ったらなんでも即行動です。大人になってからもフットワークの軽さは失いたくないってもの。

その行動はというと…
いたってシンプル。「日本的な趣味をつくる。」ということでした。

「着物をただ着るだけでは大人の女性として何か物足りないわ。あ!小学生から中学まで習っていた書道をもう一度本格的にやってみたい。」

日本文化に近いところにいれば、きっと着物を着る機会にだって恵まれるはず。
早速書道を習い始め、1年が過ぎようとしていました。そんな中、ついに着物を着る機会がやってきたのです。

師匠先生の書道展を書道仲間と見に行くことに。これはチャンス!
書道をやっている女性は、日本文化全般に興味がある人が多いんです。
「着物を着て書道展に行こうよ。」
提案にみんな賛成してくれました。

私は、母が嫁入り道具として仕立ててくれた着物を着ていくことに。お友達たちもみなそれぞれ、お母さんやお祖母ちゃんの着物を借りて着ていました。

書道展は私たち以外にも着物で来ている方たちがたくさんいて、浮くこともなく楽しく過ごすことができましたよ。

来場していたおばさま方にも「華やかで素敵ね~」なんて褒められたりしてまんざらでもない私たち。

それからもまた書道仲間たちとちょくちょく着物をきてお茶会や書道展など、お出掛けして着物をたっぷり楽しんでいますよ。

着付け教室で着物を着るコツを掴んで、日頃から着物を着る

地元のコミュニティセンターで無料の着付け教室が開催されました。

これに出るだけで自力で着られるようになるのかと半信半疑でしたが、思った以上に着付けって難しくないんです。
コツを覚えて、力の入れ加減をしっかりと身に付ければ、あとはテキスト通りにすればいいのだということがわかりました。

でも、だからといって着物を着る習慣になるわけではありませんよね。

もし、手持ちの着物は紋付のものだけだとしたら・・・そんなのを普段から着ていたら、変に見られてしまいますから。
そんなふうに思っていたら、あるとき古着屋で着物を取り扱う一角を発見したのです。
着物も帯も、草履も小物も。ぜんぶが揃って、しかも格安。

試に買ってみようと思ったのは、ポリエステルの素材で落ち着いたピンクの着物です。
帯は店員さんのすすめで、薄めの唐草色。
試着室でざくっと合せてみて、即購入を決めました!

で、家で練習しつつ、元々凝り性の性格が功を奏して、着付けの腕前はなかなかのものとなりました。
すると、もっと着物が欲しくなるんです。

中古屋さんの着物はどれも格安なので、あっという間に数が増えました。
そして、調子に乗った私は、それでお出掛けするのが嬉しくて楽しくて仕方がなくなりました。
お友達とのランチも、ちょっと素敵なところへ行くときには着物。
さすがにファミレスじゃ浮いてしまいますが、女性のランチ場所ってそこそこオシャレなので着物でも案外マッチするんです。

また、洋服だとどんなものを着ていたのか同行者の記憶に残りやすいみたいですが、着物は違うんです。
「着物を着ていた」というだけで、「どんな着物だったのか」は記憶に残らないらしく、着回ししやすくてラッキー。

帯や小物でアレンジはするものの、あれこれと考えない着回しは私にとっての救世主的習慣となりました。
着慣れると意外に寒さも暑さも気にならないもんです。

元々、格安で仕入れているのでお手入れもそこそこにしかしません。
ダメになったら、買い替えちゃおうという甘い考え。

でも、この私なりの着物との付き合い方でなかなかの関係を築けています。
もう「今度は何を着ていこう」とお店を彷徨うこともしません。

着物ファッションは、体型が残念になってきたり、何を着たいのか迷ってしまう世代にこそおすすめです!

特別な時だけでなく、いつもの日常に彩りを添える着物

着物は特別な時に着るものだと思っている方が多いのではないでしょうか。冠婚葬祭や入学式や卒業式など、式典のイメージが強いですよね。

普段着として着るにはちょっと敷居が高い…と思ってもそんなことはありません。着物は日本人に馴染の深い伝統衣装です。

昔の人たちにとっては普段着だったのですから、今の私達に難しいというわけではないんですね。

なぜ難しいのかと言うと、着物を持っていない、もしくは持っていても着る方法を知らないという理由ではありませんか?

しかし着物を着るだけなら至って簡単。着物はレンタルで借りられるものもありますし、自分で着付けができなくても、無料もしくは有料の着付けサービスもあったりします。

着物を購入するとなるとかなり敷居が高いですが、レンタルなら気軽に着ることができますね。たくさんの色とりどりの着物や、帯締めなどのたくさん小物の中から自分の好みのものを選ぶだけでもとても楽しいですよ。

季節によって絵柄を変えることで、同じような色の着物でも、全く違った雰囲気になります。お友達との食事会をいつもと違ったテイストにしたいなら、服装を着物に変えてみるのはいかかでしょう。

どんなに素敵なワンピースよりも、着物ならより女性らしさを演出できること間違いありません。なぜか所作や立居振る舞いもしっとりとするので不思議なものですね。

着物を自分で着てみたい、と着付けに挑戦しようと思っている方はぜひやってみましょう!呉服店や市のカルチャースクールなどで無料の着付け講座もありますし、動画サイトでとても丁寧にゆっくりと分かりやすく着付けの説明をしてくれている動画がたくさんあり、何度も見直しながらトライできますよ。

難しいかどうかはやってみてから決めましょう!せっかく日本人なのですから、着物を着る楽しさを知るのも良いのではないでしょうか。

何気ない日も、きっと特別な一日になることと思います。着物のレンタルショップをちょっと見てみたり、着物雑誌を見るところからはじめてみましょう。

着物を通して良い出会いや新しい経験が待っていると思いますよ。